本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙8:1~8」
それは、肉ではなく霊に従って歩むわたしたちの内に、律法の要求が満たされるためでした。
(ローマの信徒への手紙8章4節)
パウロはさらに、霊と肉を二元的に捉えて語ります。ただここで、「肉」をわたしたちの肉体と同じように考えてしまうと、自分を大切にしなくてもいいのだ、傷つけてもいいのだと勘違いしそうですが、それは違います。
神さまはわたしたちを愛し、大切にしてくださいます。それは「霊」だけではなく、「肉」に対してもです。わたしたちの髪の毛一本さえもなくならないようにと、守って下さっているのです。
「肉」という言葉を、たとえば「自分勝手な思い」や「神さまに背く心」と置き換えてみたらどうでしょう。そのことで、パウロの言う霊と肉との関係が少し理解できてくるような気がします。