本日の通読箇所「使徒言行録26:9~11」
また、至るところの会堂で、しばしば彼らを罰してイエスを冒瀆するように強制し、彼らに対して激しく怒り狂い、外国の町にまでも迫害の手を伸ばしたのです。」
(使徒言行録26章11節)
パウロは何度も、自分は元々キリスト者を迫害していた者だということを告白します。「正しい」と思ってやっていたこととはいえ、本当は人に知られたくないことでしょう。しかしパウロはそれを隠しません。
アメージング・グレイスという歌を作詞したジョン・ニュートンは、イギリスの海軍兵士から奴隷商人になった人物でした。しかし神さまとの出会いの中で回心し、のちに牧師になります。
その歌の中で彼は、「驚くべき恵み、わたしのような者を救って下さった。かつては迷ったが、今は見つけられ、かつては見えなかったが、今は見える」と歌います。パウロも神さまの導きの中で変えられ、生かされるのです。