本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙9:10~18」
従って、これは、人の意志や努力ではなく、神の憐れみによるものです。
(ローマの信徒への手紙9章16節)
人を救いに導くのは、すべて神さまの自由意志であると言われるとどうでしょう。そうであれば別に努力しなくてもいい。悪いことしたって構わない。そう思いませんか。実際パウロの言葉を聞いて、放縦な生活を送った人たちもいたようです。
しかし救いの根本には、神さまの憐れみがあるということを忘れてはならないと思います。たとえばお母さんが赤ちゃんを慈しむ姿を思い描いてみましょう。ほとんどのお母さんは赤ちゃんが何をしようとも、また何もしなかったとしても、全力で愛します。
その愛を全身に受けて育った赤ちゃんは、少しずつ分かってきます。「ぼくはママに愛されている。だからママを喜ばせてあげたい」。神さまの愛をわたしたちは一方的に受けています。ではどう生きるべきなのでしょうか。