日ごとの聖書(7月15日)

本日の通読箇所「詩編78:56~64」

異教の祭壇に仕えて神を怒らせ 偶像を拝んで神の激情を引き起こした。

(詩編78編58節)

「約束の地」に導かれた後も、イスラエルの人々は何度も神さまを試み、反抗し、そのみ定めを守らなかったようです。そのような先祖の姿をいつも思い起こすように、この詩編は語り継がれているのでしょう。

旧約聖書を読むときに、「怒る神さま」の姿が心に強く残ってしまうことがあります。確かに人間が悪いのでしょうが、火を放ったり疫病を広めたり、もう少し辛抱してくれてもいいのにと思うこともあります。

聖書が伝えたいのは、それほどの恐ろしい経験をしていても、人間は正しくなれなかったという事実です。そしてそのような弱いわたしたちを救うために、「新しい契約」を神さまが示されたということです。そのために、イエス様は来られたのです。