日ごとの聖書(1月 29日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書9:9~17」

イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。」

(マタイによる福音書9章12節)

イエス様は徴税人マタイに声を掛けました。徴税人はローマ帝国に命じられユダヤ人から税金を集めていましたが、彼ら自身もユダヤ人でした。彼らは決められた額以上に取り立てていましたので、ユダヤ人からは「裏切り者」扱いされていました。

罪人と徴税人、ユダヤ人が決して関わろうとしなかったその人たちと、イエス様は食事をします。これはユダヤ人にとっては考えられない事でした。しかし神さまの思いは、丈夫な人ではなく病人に向けられているのだとイエス様は伝えるのです。

断食や古い戒めを守ることが、神さまの目にかなったことではないのです。憐れみや慈しみの心を向け、すべての人を受け入れる。そのためにイエス様はわたしたちの間に来られたのです。