本日の通読箇所「マルコによる福音書11:20~25」
はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる。
(マルコによる福音書11章23節)
枯れたいちじくは、エルサレム神殿を示していると言われます。イエス様が再三批判されたにも関わらず、イスラエルの人たちは耳を貸しませんでした。紀元70年に起こったエルサレム神殿崩壊といちじくが枯れたこととを、人々は重ね合わせたのでしょう。
イエス様は「神を信じなさい」と語られます。「山を動かすほどの信仰」という言い方がありますが、山を動かすのはその人ではなく神さまです。神さまならきっとそうしてくださると疑わずに信じること、それが信仰なのです。
わたしたちの教会は、その信仰の上に立っているでしょうか。信じて祈っているでしょうか。枯れたいちじくの木や崩壊したエルサレム神殿のように、なってはいないでしょうか。