日ごとの聖書(7月 16日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書5:27~32」

そして、自分の家でイエスのために盛大な宴会を催した。そこには徴税人やほかの人々が大勢いて、一緒に席に着いていた。

(ルカによる福音書5章29節)

徴税人はお金持ちでした。彼らはユダヤ人でしたが、ローマ帝国からユダヤ人に課せられた税金を集めていました。しかも決められた額以上の物を集め、差額は自分の懐に入れていました。ユダヤ人にとって、彼らは裏切り者でした。

教会は金持ちが集う場所ではない。社会的弱者にのみ手を差し伸べたらいいと言われる人がいます。果たしてそうでしょうか。イエス様はどうして彼らの宴会に参加して、飲み食いしたのでしょうか。

お金がある、なしが基準なのではありません。自分の弱さに気づき、イエス様を受け入れる人に、喜びの宴は開かれます。すべての人が招かれ、神さまに向き直ること。それが神さまの思いです。そのためにイエス様は、すべての人と食卓を共にしようとされるのです。