本日の通読箇所「使徒言行録2:5~13」
人々は皆驚き、とまどい、「いったい、これはどういうことなのか」と互いに言った。
(使徒言行録2章12節)
五旬祭の出来事は、人々に大きな驚きを与えました。神さまは「目に見え、耳で聞くことができる」しるしを使徒たちに与えました。人々が何よりも驚いたのは、ガリラヤの人が自分たちの故郷の言葉で語っていることでした。
聖書には、そのときエルサレムに集まっていた人がいかに様々な地方から来ていたのか、列記しています。五旬祭のためにエルサレムには、遠くからも多くの巡礼者が来ていたのでしょう。
このとき使徒たちが語った言葉は、いわゆる「異言」ではなく、それぞれの故郷の言葉として理解できるものでした。ですから、お酒によってろれつが回らない状態ではありません。この驚きの中で、人々はペトロの説教を聞くことになります。