本日の通読箇所「ルカによる福音書10:1~12」
その後、主はほかに七十二人を任命し、御自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。
(ルカによる福音書10章1節)
昨日の箇所でイエス様は、「弟子の覚悟」を語られました。その直後に、イエス様が72人を派遣された記事が記されます。72という数字は、この当時考えられていた世界の民族の数だそうです。
そのことから、この72人の派遣は全世界への宣教と考えることが多いです。しかしもう一つの側面にも目を向けたいと思います。それは、「72人も選ぶのは大変だったんじゃないの」ということです。
宣教に遣わすのですから、その人の資質や能力を見極めたいところです。数人ならばそれも可能でしょう。でも72人となれば…。イエス様は手当たり次第、誰でもいいから選んだのではないでしょうか。イエス様の呼びかけに「はい、行きます」、それだけでいいのです。