日ごとの聖書(8月 15日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書11:1~13」

しかし、言っておく。その人は、友達だからということでは起きて何か与えるようなことはなくても、しつように頼めば、起きて来て必要なものは何でも与えるであろう。

(ルカによる福音書11章8節)

イエス様は「祈りを教えてください」と願う弟子に対し、一つのお祈りを教えられます。このお祈りは「主の祈り」として、世界中で最も祈られているお祈りです。しかしイエス様は、そのお祈りをただ唱えるのではなく、どのように祈るかもたとえを使って示されました。

真夜中に友達のところに行って「パンを貸してください」と頼んでも、最初は戸を開けてもらえないだろう。でも何度も何度も、執拗に頼めば、きっと友達はその扉を開けてくれるに違いない。お祈りもそういうものだとイエス様は語られます。

ただここで、心に留めておきたいことがあります。この執拗に戸を叩いた人は、自分のために願ったのではありません。旅の途中でお腹を空かせた友達のために、願っています。わたしたちのお祈りも「誰かのため」に、執拗に願うことができればと思います。