日ごとの聖書(10月 13日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書23:56b~24:12」

あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。

(ルカによる福音書24章6節)

聖書はイエス様の復活を、「あの方は、ここにはおられない」という書き方で伝えます。婦人たちは、イエス様の姿が見えないから復活したのだと簡単に納得したのでしょうか。彼女たちが信じたのは「見た」からではなく、二人の人の言葉を「聞いた」からでした。

輝く衣を着た二人の人は、神さまからのメッセンジャーなのでしょう。羊飼いたちに幼子イエスの誕生を知らせたときのように、今回も神さまからの使いが喜びの知らせを伝えるのです。

しかし使徒たちは、彼女たちの言葉を信じることができませんでした。彼女たちの言葉が、「たわ言」のように聞こえたからです。イエス様の復活という出来事は、イエス様とずっと一緒にいた使徒たちでさえ、簡単に理解できることではなかったのです。