日ごとの聖書(12月 27日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書20:19~23」

そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」

(ヨハネによる福音書20章22節)

マグダラのマリアからイエス様に会ったという報告を受けた弟子たちは、その日の夕方、家の戸に鍵をかけて集まっていました。イエス様の遺体を盗んだと疑われるのが嫌だからでしょうか。それともユダヤ人たちが次は自分たちをターゲットにすると思ったのでしょうか。

その中でイエス様は、弟子たちの真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われます。「平安あれ!」、つまりざわめく心が神さまによって静まり、穏やかになるようにと願っておられるのです。

そしてイエス様は息を吹きかけ、聖霊を与えます。「息」と「霊」とは原語では同じ言葉です。神さまは最初の人アダムの鼻に命の息を吹き込まれました(創世記2章)。復活のイエス様は、ご自分と出会った人々に新しい命を吹き込んでくださるのです。