本日の通読箇所「創世記11:10~26」
セムの系図は次のとおりである。セムが百歳になったとき、アルパクシャドが生まれた。それは洪水の二年後のことであった。
(創世記11章10節)
聖書はここでまた、系図に入ります。今度はセムの系図です。10章21節以降にある系図と見比べると、少しずつ違っているのが分かります。まずどちらか片方にしか登場しない人の名前が見受けられます。
またどちらかというと、今回の系図に登場する人たちの方が丁寧に書かれているように思います。何歳で子どもをもうけたか、そして何歳まで生きたかということが書かれているからです。6章3節で人の寿命は120年になったはずなのに、とも思いましたが。
また系図の最後にテラが登場します。彼はアブラム、ナホル、ハランをもうけます。このアブラムは、イスラエルの人々にとってとても重要な人物です。ノアからアブラムに物語が移行していくことを、この系図は示しているのです。