日ごとの聖書(5月21日)

本日の通読箇所「創世記35:16~22」

ラケルが最後の息を引き取ろうとするとき、その子をベン・オニ(わたしの苦しみの子)と名付けたが、父はこれをベニヤミン(幸いの子)と呼んだ。

(創世記35章18節)

ヨセフの母であるラケルが二人目の子を授かります。ラケルはなかなか子どもが与えられなかったので、ヨセフを生む前には夫ヤコブに文句を言ったこともありました。しかし今回は特別な物語は書かれていません。

今回の出産は、難産でした。助産婦はラケルに、「心配ありません。今度も男の子ですよ」と言ったようですが、それよりも母体の心配をして欲しいところです。難産のため命を失うことになったラケルは、子どもの名をベン・オニ(苦しみの子)と名付けます。

しかしヤコブは、その子の名をベンヤミン(幸いの子)と変えます。子どもにとっては良い変更のように思えます。最後の二節では、長子ルベンがイスラエル(ヤコブ)の側女ビルハと寝たことが報告されます。このことは、後に影響を及ぼします。