本日の通読箇所「創世記37:25~27」
それより、あのイシュマエル人に売ろうではないか。弟に手をかけるのはよそう。あれだって、肉親の弟だから。
(創世記37章27節)
ヨセフを穴に投げ入れた兄たちは、食事を始めました。彼らはどんな思いで、食事をしていたのでしょうか。これで鬱陶しい弟を見なくて済むと。喜んでいたのでしょうか。ヨセフの叫び声は。彼らの耳には聞こえなかったのでしょうか。
そのとき彼らの目に、イシュマエル人の隊商が飛び込んできます。彼らはエジプトに向かう途中でした。彼らは当初、ヨセフを穴に入れたまま立ち去ろうとしていました。直接手は下さないものの、ヨセフの死は確実でした。
しかしそれよりも、ヨセフを売ってしまおうと4番目の子ユダが提案します。お金のためというよりも、やはり後ろめたさがあったのでしょう。兄弟たちもこの提案を受け入れることにします。