本日の通読箇所「創世記43:15~25」
彼らは贈り物を調えて、昼にヨセフが帰宅するのを待った。一緒に食事をすることになっていると聞いたからである。
(創世記43章25節)
エジプトについた兄弟たちを、ヨセフは自分の屋敷に招きます。ヨセフは執事に昼の食事の用意をするように伝えますが、兄弟たちは最初そのことを知りません。前回の訪問のときの恐ろしい記憶が、彼らの脳裏にフラッシュバックしたかもしれません。
彼らは執事に、自分たちが困惑していることを伝えます。それは前回支払ったはずの銀が、いつの間にか戻されていたことです。彼らは自分たちが代金を支払わずに穀物を持ち帰ったと疑われているのではないか、そう思っていたでしょう。
しかし執事は「心配いりません」と優しく伝え、一同をヨセフの屋敷に入れ、水を与えて足を洗わせ、ろばにも餌を与えました。このような優しさが、一番不気味だと感じるのはわたしだけでしょうか。