日ごとの聖書(9月 25日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書21:1~6」

イエスは目を上げて、金持ちたちが賽銭箱に献金を入れるのを見ておられた。

(ルカによる福音書21章1節)

この箇所を見て、「そうか、イエス様もみんなの献金が気になるんだ。じゃあ牧師が気になっても仕方ないな」と思ってしまいましたが、当時の賽銭箱は近くでじっくり見なくても、大体の献金額がわかるような工夫がしてありました。

賽銭箱の入れるところがラッパの口のようになっており、そこに銀貨を入れると「カランカラン」と大きな音がしたのです。金持ちが威勢よくたくさん入れると、その音は周りに大きく響き渡り、人々の注目を集めたことでしょう。

対してやもめは、当時一番価値が低かった銅貨二枚を入れました。きっと使われている銅も少ない、軽い硬貨だったでしょう。その音は周りには響かなかったかもしれません。しかしその小さな音は、神さまにはしっかりと届いたのです。