日ごとの聖書(1月30日)

本日の通読箇所「使徒言行録7:9~16」

二度目のとき、ヨセフは兄弟たちに自分の身の上を明かし、ファラオもヨセフの一族のことを知りました。

(使徒言行録7章13節)

「10分でわかる旧約物語」という本を書かなければならないとしたら、この「ステファノの説教」をベースにしたらいいなぁと思ってしまいます。ステファノはアブラハムに続いて、ヨセフの話を始めました。

ヤコブの息子ヨセフは兄たちの妬みによってエジプトに売られましたが、その結果、父ヤコブや兄弟たちが飢饉から救われるということになります。これらの出来事の背景に、人々は神さまの導きとお守りを感じていたのでしょう。

ステファノがこのようによどみなく語れるのは、ユダヤの人々がいつもこれらの物語を聞かされ、覚えていたからです。それほど彼らにとって、アブラハムから続く物語は大切なものなのです。