日ごとの聖書(3月2日)

本日の通読箇所「使徒言行録12:6~11」

ペトロは我に返って言った。「今、初めて本当のことが分かった。主が天使を遣わして、ヘロデの手から、またユダヤ民衆のあらゆるもくろみから、わたしを救い出してくださったのだ。」

(使徒言行録12章11節)

ペトロはヘロデから引き出される前夜、兵士たちの間で眠っていました。明日処刑されるかもしれないというのに、あまり緊張が感じられません。よほど疲れていたのか、それともすべてを神さまのみ心にお委ねしていたのでしょうか。

教会の人たちは、祈り続けていました。ヤコブという指導者が殺害され、続いてペトロが捕らえられた今、武力でペトロを取り戻そうと考えても無理はないところです。しかし彼らは祈りによって、神さまに救いを求めたのです。

主の天使によって、ペトロは助け出されました。ただここで思い違いをしてはいけません。ペトロは重要だから助かったのだとか、ヤコブはそれに劣るから殺害されたのだとか、そういうことではないのです。わたしたちにはわからない、神さまのご計画があるのです。