日ごとの聖書(10月 15日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書24:36~49」

こういうことを話していると、イエス御自身が彼らの真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。

(ルカによる福音書24章36節)

ルカ福音書には、弟子たちの真ん中に立たれる復活のイエス様が描かれています。そこでイエス様は、「あなたがたに平和」と告げられます。原文には願望の言葉は書かれていません。ですからこのイエス様の言葉は、「平和がある」という宣言と捉えることもできます。

聖書に書かれる平和とは、戦争がない状態のことではありません。神さまとわたしたちとの関係が、正常な状態に戻ることを言います。神さまとの間にあった深い溝は、イエス様の十字架によって埋められました。そしてそこには、「主の平和」が訪れるのです。

イエス様はそのあと、弟子たちが差し出した焼き魚をむしゃむしゃ食べられます。不思議な光景です。お腹が空いたのでしょうか。それともご自分は、幻や夢などではないということを弟子たちに示そうとされたのでしょうか。