日ごとの聖書(10月9日)

本日の通読箇所「出エジプト記22:15~19」

主ひとりのほか、神々に犠牲をささげる者は断ち滅ぼされる。

(出エジプト記22章19節)

「婚約していない処女」とは、まだ結婚相手の決まっていない女性ということです。結婚の意思があればまず婚約して、一定の期間を経て結婚するというのが流れでした。合意の上だとしても、その手順を守らなかったら責任を取りなさい、ということです。

17~19節には「死に値する罪」というサブタイトルが付けられています。ただし新しい聖書になってからは、そのサブタイトルは消えました。両方の聖書を比較すると、新共同訳聖書の方が読みやすいと個人的には感じます。

「女呪術師を生かしておいてはならない」という記述を元に、中世では「魔女裁判」が頻繁におこなわれていました。また占い師の方が、洗礼を受けることを拒まれたという話も聞いたことがあります。人はどうして、他人を裁くのが好きなのでしょうか。