日ごとの聖書(10月 16日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書24:50~53」

そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。

(ルカによる福音書24章51節)

ルカ福音書の最後に描かれているのは、イエス様の昇天の場面です。エルサレムの近くにあるベタニアでイエス様は天に上げられ、その後弟子たちはエルサレムに戻りました。復活のイエス様によってガリラヤに導かれたマタイ福音書とは対照的です。

ルカ福音書は神殿でのザカリアに対する洗礼者ヨハネの誕生予告で始まり、神殿の境内で神さまをほめたたえる弟子たちの姿で終わります。エルサレム神殿がとても大事な意味を持っているのです。

イエス様の十字架と復活によって、新しいエルサレムが世界に向かって広がっていく。ルカは続編の使徒言行録の中で、その驚くべき神さまのみ業を伝えていきます。そしてその神さまの計画は、わたしたち一人ひとりをも巻き込んでいくのです。