本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一10:23~33」
ユダヤ人にも、ギリシア人にも、神の教会にも、あなたがたは人を惑わす原因にならないようにしなさい。
(コリントの信徒への手紙一10章32節)
パウロは偶像に供えられた肉について、「食べなさい」と言ったり「食べるな」と言ったり、一貫していないようにも感じます。しかしよく読むと、「神殿では食べるな」、「市場で買ったものは食べなさい」ということのようです。
24節に「自分の利益ではなく他人の利益を追い求めなさい」とあるように、わたしたちは与えられた自由を自分のためではなく、目の前の人のために用いるようにと促されています。
わたしたちが生きるのは、他人を惑わすためではなく喜ばすためなのだとパウロは書きます。コリントの人たちが自分を誇り他人を見下していたように、わたしたちもなっていないか、考える必要があるのでしょう。