本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一11:1~6」
ここであなたがたに知っておいてほしいのは、すべての男の頭はキリスト、女の頭は男、そしてキリストの頭は神であるということです。
(コリントの信徒への手紙一11章3節)
パウロは手紙の中で、「男・夫」、「女・妻」という言い方をすることがあります。「妻たちよ、主に仕えるように、自分の夫に仕えなさい」というエフェソの信徒への手紙5章21節~などは結婚式でも読まれることがありますが、今の時代的にはどうかという箇所です。
カトリック教会などでは、ベールをかぶった女性の姿を見ることがあります。また男性が帽子をかぶって礼拝堂に入ったら、脱ぐように促されることがあります。この箇所が元になった伝統かもしれません。
ただ、「男性だから」、「女性だから」という言葉は、当時の時代背景や社会状況が大きく影響していることを覚えておきたいと思います。聖書はそれぞれの時代や文脈で解釈し続ける必要がある書物なのです。