本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二2:1~4」
わたしは、悩みと愁いに満ちた心で、涙ながらに手紙を書きました。あなたがたを悲しませるためではなく、わたしがあなたがたに対してあふれるほど抱いている愛を知ってもらうためでした。
(コリントの信徒への手紙二2章4節)
パウロが初めてコリントに行ったのは、教会をつくったときでした。きっと喜びにあふれ、パウロとコリントの人たちも共に神さまを賛美していたことでしょう。しかしその後パウロの耳には、コリントの人たちのよくない噂が入るようになります。
そこでコリントの信徒への手紙一を書き、またその後でパウロはコリントに立ち寄ったようです。しかしその訪問は、パウロにとってはあまり良いものとはならなかったようです。
その経験があるから、自分が行くことでコリントの人たちは悲しみに落とされるに違いないと悟っているのです。パウロは立場上、厳しい言葉を言わないといけませんでした。でもその根底には愛があるということを、手紙の中で涙ながらに訴えるのです。




