日ごとの聖書(3月2日)

本日の通読箇所「創世記16:13~16」

ハガルは自分に語りかけた主の御名を呼んで、「あなたこそエル・ロイ(わたしを顧みられる神)です」と言った。それは、彼女が、「神がわたしを顧みられた後もなお、わたしはここで見続けていたではないか」と言ったからである。

(創世記16章13節)

この「日ごとの聖句」では、新共同訳聖書を用いています。新共同訳聖書では、「エル・ロイ」という言葉のあとに、「わたしを顧みられる神」との説明が書かれています。ただしこの説明は聖書原文にはなく、翻訳時に付け加えられたものです。

そのせいか、新しい聖書にはこの説明がなくなりました。ただ個人的には、説明があった方が聖書を読みやすいように思います。

イスラム教では、イシュマエルとハガルには神さまの特別な加護があったことから、二人は神聖視されています。彼を特別な預言者や犠牲の子とする見方は、ユダヤ教が彼をよこしまな人物とするそれとは、大きく違っています。