日ごとの聖書(11月13日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二7:13~16」

テトスは、あなたがた一同が従順で、どんなに恐れおののいて歓迎してくれたかを思い起こして、ますますあなたがたに心を寄せています。

(コリントの信徒への手紙二7章15節)

テトスはパウロの協力者として、コリントの教会に派遣されていました。彼は割礼を受けていないことから、その両親はユダヤ人ではなかったと思われます。また彼自身もギリシア人でした。

初期のキリスト教は、ユダヤ教の分派だと思われていました。パウロもユダヤ人ファリサイ派として歩んでいましたし、イエス様の最初の12弟子もすべてユダヤ人でした。いわゆる「民族宗教」の流れを汲んでいたのです。

しかしその中でテトスのような異邦人がイエス様の福音を伝え、それを教会が受け入れていることに、テトスもパウロも喜びを感じていたのです。そのテトスやパウロの喜びが、キリスト教が世界に広がっていく原動力になったことでしょう。