本日の通読箇所「創世記20:8~13」
アブラハムは答えた。「この土地には、神を畏れることが全くないので、わたしは妻のゆえに殺されると思ったのです。
(創世記20章11節)
アビメレク王の心には、怒りよりも神さまへの畏れが生じたようです。アブラハムがこの土地に入る前に感じていた「神を畏れることが全くない」という状況からは、改善したと言えるのかもしれません。
アブラハムがサラのことを「妹」だと言う根拠は、聖書の他の箇所には書かれていません。つまりアブラハムの父テラに、娘サラが生まれていたとは書かれていないのです。またもし妹だとしても、異母きょうだいであることは変わらず、ちょっとややこしいです。
この前の箇所の娘を差し出そうとしたロトといい、召し出されることが分かった上で妻のことを妹だと言うアブラハムといい、わたしたちには理解しがたい家族関係が、当時はあったということなのでしょうか。