日ごとの聖書(12月 1日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書12:12~19」

弟子たちは最初これらのことが分からなかったが、イエスが栄光を受けられたとき、それがイエスについて書かれたものであり、人々がそのとおりにイエスにしたということを思い出した。

(ヨハネによる福音書12章16節)

聖公会では復活前主日(復活日の前の日曜日)を「しゅろ(棕櫚)の主日」と呼び、礼拝堂にしゅろの葉を飾ったり、しゅろの葉で作った十字架を配ったりします。しかし聖書には、「しゅろ」という植物は登場しません。

出てくるのはこのヨハネ福音書の「なつめやしの枝」だけです。実は昔使用されていた口語訳聖書では、このなつめやしを「しゅろ」と訳していました。

この出来事は、旧約聖書続編マカバイ記一13章51節の記事に影響を受けているようです。しかしイエス様は馬に乗った力強い王ではなく、子ろばに乗った平和の王としてエルサレムに入られるのです。