本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一12:19~26」
一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。
(コリントの信徒への手紙一12章26節)
教会の中で優劣を決めたがるのは、人間的な思いが原因です。コリントの教会では霊的な賜物を「得ている」と思い込んでいる人が自分を誇り、他の人たちを自分より下に見ていました。
そのような人たちが、「お前はいらない」、「あなたは教会の役に立っていない」と蔑み、否定していたのです。しかしパウロは、人から見て弱く見える部分ほど、必要なのだと語ります。
そしてお互いに配慮しあうときに、「共に喜び、共に泣く」という共感が生まれていくのです。わたしたちの教会ではどうでしょうか。共に喜んでいますか。苦しみを一緒に抱えていますか。