本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一12:12~18」
もし体全体が目だったら、どこで聞きますか。もし全体が耳だったら、どこでにおいをかぎますか。
(コリントの信徒への手紙一12章17節)
「多様性の一致」という言葉があります。そのことをあらわすのに、パウロは人間の体とその肢体を用いて表現します。ローマの信徒への手紙12章にも同じようなことが書かれています。
コリントに限らず、教会の中でも優劣が語られたり、違いによって排除されたりすることがあります。ここではいわゆる「弱い人」が「強い人」に対して語っている内容のようです。
「わたしには賜物がないから」、「わたしはあの人のように信仰深くないから」、そのような考えはないでしょうか。教会はそうではなく、すべての人、多くの部分から成り立っています。そしてどこかが欠けても、いけないのです。