本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一12:4~11」
これらすべてのことは、同じ唯一の“霊”の働きであって、“霊”は望むままに、それを一人一人に分け与えてくださるのです。
(コリントの信徒への手紙一12章11節)
パウロは、賜物は霊、務めは主(イエス)が与え、働きは神がなさると書きます。父・子・聖霊がわたしたちに様々な形で関わっているということを伝えたいのでしょう。ただし三位一体の教理はここではまだ確立していません。
さてパウロは、霊が与える賜物について語ります。知恵の言葉や知識の言葉、信仰や病気をいやす力、奇跡をおこなう力や預言する力などなど、様々な力(賜物)がそれぞれの人に応じて与えられるというのです。
コリントの人たちは、そのような賜物は特別な人にだけ与えられると思っていました。わたしたちも同じように思っているかもしれません。しかし霊は、望むままにそれを一人一人に分け与えられるのです。