本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一12:1~3」
あなたがたがまだ異教徒だったころ、誘われるままに、ものの言えない偶像のもとに連れて行かれたことを覚えているでしょう。
(コリントの信徒への手紙一12章2節)
パウロは続いて、「霊的な賜物」について触れます。おそらくこのことも、コリントの教会から質問されていたことでしょう。「霊」や「聖霊」は目に見えないので、なかなか理解が難しいところです。
コリントは港町で、様々な文化が交差する場所でした。そのためコリントの教会の人たちも、以前は異教徒として偶像を拝んでいました。そのときのことを、「悪霊の力によって」連れていかれたと解釈していたかもしれません。
コリントの人たちは、「霊の力」については受け入れていたようです。しかし霊的熱狂に傾いてしまっている人たちもいました。パウロはそのことも踏まえ、「霊的賜物」について伝えていきます。