本日の通読箇所「詩編57:1~6」
憐れんでください 神よ、わたしを憐れんでください。わたしの魂はあなたを避けどころとし 災いの過ぎ去るまで あなたの翼の陰を避けどころとします。
(詩編57編2節)
「救いの曙を求める祈り」:救いを求める祈りです。表題に「滅ぼさないでください」と書いてありますが、58、59、75編にも同じ言葉が出てきます。これは詩の題名だと考えられています。
他にも、「民を滅ぼさないでください」という意味だとする説や、詩を書き写した人が「この詩を捨てないでください」という意味で書き足したという説もあります。ダビデがサウルを逃れて洞窟にいた物語は、サムエル記上22章1節および24章3節に書かれています。
詩の作者は、神さまに憐れみを繰り返し求めていると同時に、「避けどころ」を必ず与えてくださるという確信を表明します。洞窟の暗闇の中にも光が届けられることを、わたしたちも信じていきましょう。