日ごとの聖書(4月27日)

本日の通読箇所「使徒言行録21:37~40」

千人隊長が許可したので、パウロは階段の上に立ち、民衆を手で制した。すっかり静かになったとき、パウロはヘブライ語で話し始めた。

(使徒言行録21章40節)

同胞であるはずのユダヤ人から「その男を片づけろ」と叫ばれ、殺されそうになったパウロですが、彼は民衆に弁明をすることを大隊長に願います。ローマの大隊長はパウロがギリシア語を話せることに驚いたようです。

大隊長はパウロのことを、暴動を起こし4000人の暗殺者を引き連れて荒れ野に行ったエジプト人だと勘違いしていたようです。神殿での騒ぎの大きさを考えると、それくらいの人物じゃないとおかしいと思ったのかもしれません。

パウロは黙ってローマ兵と共に神殿を後にしてもよかったと思います。しかし彼は、ユダヤの民衆に語るのです。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか分からないのです」と十字架の上で語ったイエス様に倣っているかのようです。