日ごとの聖書(3月16日)

本日の通読箇所「使徒言行録15:6~11」

それなのに、なぜ今あなたがたは、先祖もわたしたちも負いきれなかった軛を、あの弟子たちの首に懸けて、神を試みようとするのですか。

(使徒言行録15章10節)

議論を重ねる中で、口を開いたのはペトロでした。エルサレムを離れ異邦人の地に向かったパウロと違い、ペトロはずっとエルサレムにいました。彼の周りには、ユダヤ人が多くいたことでしょう。

しかし彼の口から出た言葉は、異邦人を受け入れようというものでした。10章に書かれたコルネリウスが聖霊を受けた出来事が、彼の心を変えたのです。それは、神さまの導きだったのでしょう。

割礼や律法という軛は、人々には負いきれないものでした。人間はおこないによって、神さまの前に正しく生きることができませんでした。そこで信じることによって義とされるという、新しい契約が示されたのです。古い契約に固執することはないのです。