本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二11:12~15」
こういう者たちは偽使徒、ずる賢い働き手であって、キリストの使徒を装っているのです。
(コリントの信徒への手紙二11章13節)
何やら恐ろしい文章が続きます。「偽使徒」、「ずる賢い働き手」、「キリストの使徒を装っている」、これらの言葉は、報酬を得ながらコリントの人たちに、「パウロが語るのとは違う福音」を伝えている人たちに語られているようです。
こういう記述を見ると、「毒麦は育つままにしておきなさい。収穫のときに神さまが抜くから」と言われたイエス様の言葉との違いに気づかされます。パウロはどうしても人を裁く傾向があるように思えてしまいます。
この記述を元にして、わたしたちは裁き合いをしてはいけません。一方から見たら「偽教師」に見えても、神さまから見たらそうではないということもあります。「自分こそが正義」となってはいけないのです。