本日の通読箇所「詩編12:6~9」
主に逆らう者は勝手にふるまいます 人の子らの中に 卑しむべきことがもてはやされるこのとき。
(詩編12編9節)
昨日の箇所の続きです。この世の悪を嘆く作者は、主への信頼を歌っていきます。「虐げに苦しむ者」は、「哀れなもののすすり泣き」とも訳されます。誰にも聞こえないようなすすり泣く声にさえ、神さまは耳を傾けてくださるのです。
また主の仰せは清く、土の炉で七たび練り清めた銀だと言います。銀は精錬されればされるほど、その純度は高くなっていきます。神さまの言葉もそのように純粋で、信頼に値するものだという意味に取れます。
信仰者はただ神さまを信頼し、祈るのみです。その祈りを神さまは聞かれ、救いを与えられるのです。この救いとは、「安全な場所に避難させること」という意味も含むそうです。神さまがわたしたちをみ翼の陰に置いてくださる、そんなイメージでしょうか。