日ごとの聖書(5月 9日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書6:1~6」

そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。

(マルコによる福音書6章5節)

人は誰しも、少なからず「先入観」をもって他人を判断してしまいます。見た目や仕事、家柄など、その判断材料は様々です。(できるだけそのようなことは避けたいのですが)

ナザレの人々からイエス様はこのように言われます。「この人は大工ではないか」と。「大工のくせに!」という意味です。人口2000人にも満たない小さな村にいた大工のくせに、なんでお前は会堂なんかで教えているのだ。何を偉そうに!そのような思いが見えます。

結果的に、イエス様は故郷ナザレでは何も奇跡をおこなうことがおできになりませんでした。しなかったのではありません。できなかったのです。わたしたちもイエス様を受け入れ、イエス様を信頼しなければ、イエス様は何一つ力ある業をおこなうことができないのです。