日ごとの聖書(6月 5日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書12:18~27」

復活はないと言っているサドカイ派の人々が、イエスのところへ来て尋ねた。

(マルコによる福音書12章18節)

サドカイ派とは貴族祭司階級の人たちで、モーセ五書(創世記・出エジプト記・レビ記・民数記・申命記)の権威だけを認めていました。そのため天使の存在や死者の復活については否定していました。

彼らは貴族で裕福であったために、復活などなくても十分だと思っていたのでしょうか。現世で十分恵まれたからそれでいいと思ったのでしょうか。彼らはそして、レビラート婚と呼ばれる制度を元に、復活信仰の矛盾点を突こうとします。

イエス様はこの問いを聞かれて、噴き出してしまったかもしれません。しかし律法や聖書を自分の都合の良いように捉え、判断していくのは、わたしたちにも覚えがあることです。そうではなく神さまの思いは、わたしたちの想像をはるかに超えるのです。