本日の通読箇所「ルカによる福音書6:37~42」
人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。人を罪人だと決めるな。そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。
(ルカによる福音書6章37節)
人間はどうして、他人を裁きたがるのでしょうか。わたしたちは社会生活だけでなく教会においても、「あれはダメだ、これはいけない」と決めがちです。そしてそれに従うことが出来ない人を遠ざけてしまうことがあります。
他人を裁き、その罪を定めることで、自分の正しさが証明されるのでしょうか。ファリサイ派や律法学者はそう考えていたかもしれません。しかし神さまの前に正しい人は、一人もいないのです。
自分の目の中にある丸太に気づかずに相手のおが屑を取ろうとする光景は、とても滑稽です。神さまから見たらわたしたちは、そんな一人ひとりなのです。わたしたちは人を裁いたり、罪に定めたりすることから解放されましょう。