日ごとの聖書(8月 6日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書9:37~45」

イエスはお答えになった。「なんと信仰のない、よこしまな時代なのか。いつまでわたしは、あなたがたと共にいて、あなたがたに我慢しなければならないのか。あなたの子供をここに連れて来なさい。」

(ルカによる福音書9章41節)

山上でのイエス様の変容の記事に続いて、マタイ・マルコ福音書と同じようにルカ福音書は、残された9人の弟子たちが悪霊を追い出すことができなかったという物語を報告します。

マタイ・マルコでは「からし種の信仰」、「祈りによらなければ」とイエス様は弟子たちに教えました。ルカではイエス様が「なんと不信仰で、ゆがんだ時代なのか」と嘆く場面しか書かれていません。この嘆きは、わたしたちにも向けられているのではないでしょうか。

続いてイエス様は、二度目の受難予告をされます。弟子たちにはその意味が分かりませんでしたが、怖くてイエス様にその意味を聞くことができませんでした。彼らは何を恐れていたのでしょうか。真実から目を逸らそうとする彼らの姿に、あなたは何を見ますか。