日ごとの聖書(8月 25日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書12:49~56」

あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。そうではない。言っておくが、むしろ分裂だ。

(ルカによる福音書12章51節)

今日の箇所だけを見ると、イエス様は平和を願っておられないかのように感じます。しかしここで言われる平和とは何なのか、わたしたちは考える必要があるのかもしれません。

当時の人たちは、自分たちさえよければと自分たちとは異なる人たちを遠ざけていました。民族、宗教、職業、そして律法を守っているかどうか、そのようなことで自分たちとは違う人たちを排除していきました。

それを彼らは「平和」と呼ぶわけです。今のわたしたちの世界も一緒です。自分たちとは違う考えを受け入れず、自分たちに従うように迫る。それは「平和」ではないのです。イエス様はそんな自分勝手な「平和」を打ち壊し、本当の「平和」に導こうとされているのです。