本日の通読箇所「創世記43:8~14」
どうか、全能の神がその人の前でお前たちに憐れみを施し、もう一人の兄弟と、このベニヤミンを返してくださいますように。このわたしがどうしても子供を失わねばならないのなら、失ってもよい。
(創世記43章14節)
ユダはイスラエル(ヤコブ)に対し、もしベニヤミンが戻ってこられなかったならば、自分がその罪を負い続けると誓いました。その熱い思いに押されたのか、イスラエルは息子たちがベニヤミンを連れてエジプトに行くことをようやく承諾します。
彼は地域の特産品に加え、穀物の購入代金の倍の銀を持たせます。前回支払ったはずの銀が、袋の中に返っていたからです。
イスラエルは最後に祈ります。そこには二人の息子を返して欲しいという願いと共に、「子どもを失わなければならないなら失ってもよい」という祈りも加えられています。「神さまのみ心を受け入れます」ということなのでしょう。