日ごとの聖書(11月1日)

本日の通読箇所「出エジプト記27:1~8」

灰を取る壺、十能、鉢、肉刺し、火皿などの祭具はすべて青銅で作る。

(出エジプト記27章3節)

奈良基督教会にも「祭壇」があります。現在の聖餐式では、チャンセルの真ん中あたりにある「聖卓」で感謝聖別などの準備をしていますが、文語祈祷書が用いられていた頃は奥にある「祭壇」を使っていました。

といいましても、教会には灰を取る壷や十能、鉢、肉刺し、火皿などはありません。なぜなら元々祭壇は「神さまに犠牲の動物をささげるための場所」でしたが、イエス様の十字架によるただ一度の贖いによって、動物のいけにえは必要なくなったからです。

しかし祭壇そのものが「用なし」になったわけではありません。聖餐式をおこなうたびに、わたしたちのために血を流された方がいるということ。そしてその血の贖いによって、わたしたちは生かされているということを思い起こすことが大切なのです。