本日の通読箇所「使徒言行録8:18~25」
すると、ペトロは言った。「この金は、お前と一緒に滅びてしまうがよい。神の賜物を金で手に入れられると思っているからだ。
(使徒言行録8章20節)
シモン(ややこしいですがペトロではありません)は、ペトロがサマリアの人々に手を置き、聖霊を降らせたのを見て、自分にもその力を授けて欲しいと願います。しかもシモンは、ペトロにお金を差し出すのです。
何としても彼は、自分も手を置けば、誰かに聖霊を与えられるようになりたかったということでしょう。自分の地位を上げるためでしょうか。それともお金儲けを企んでいたのでしょうか。
わたしたちもシモンのように、「力」を手に入れたいという欲求を起こすことがあるでしょう。しかしお金を払ってということはないとしても、「人に認められたい」、「人にはない力を手に入れたい」と願うことは、神さまの目には「悪事」と映ることもあるのです。