日ごとの聖書(10月13日)

本日の通読箇所「詩編115:9~13」

主を畏れる人よ、主に依り頼め。主は助け、主は盾。

(詩編115編11節)

9節から11節で、作者は「主は助け、主は盾」と三回繰り返します。この詩編は異教徒に囲まれた状況の中で読まれていました。その人たちの悪いおこないや偶像崇拝などが自分たちの中に入り込まないように、神さま、盾になってくださいということでしょう。

ただこの考え方をそのまま引き継いでしまうと、神社の鳥居は決してくぐらない、仏壇なんてとんでもない、ひな人形なんて燃やしてしまえ!という過激な思想にもつながりそうです。(実際、そういう方たちに会ったことがあります)。

周りにいる自分とは考え方の違う人たちを“悪”と決めつけずに、自分と同じように救いを求める“仲間”だと考えることができればと思います。自分自身の悪い心に身体が犯されていかないように、盾として守ってもらう。そして祝福を願うのです。