日ごとの聖書(8月 31日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書14:1~6」

そこで、イエスは律法の専門家たちやファリサイ派の人々に言われた。「安息日に病気を治すことは律法で許されているか、いないか。」

(ルカによる福音書14章3節)

聖書には、ルカによる福音書にしか載せられていない安息日のいやし物語があります。「安息日に、腰の曲がった婦人をいやす(13:10~17)」や「安息日に水腫の人をいやす(14:1~6)」がそうです。

イエス様の十字架の後、ユダヤ人以外の人々(異邦人)にキリスト教が伝えられていく中で、ユダヤ人は異邦人に対し、割礼をすることや安息日などの律法を遵守することを求めようとしていきました。ルカ福音書はその異邦人に向けて書かれています。

イエス様はその活動の中で、安息日とは何かを語っていました。すべての戒めは人を生かすためのものであって、人を縛ったり、苦しめたりするものではないのです。それが異邦人やわたしたちに向けて語られたメッセージなのです。