日ごとの聖書(12月5日)

本日の通読箇所「詩編137編」

わたしの舌は上顎にはり付くがよい もしも、あなたを思わぬときがあるなら もしも、エルサレムを わたしの最大の喜びとしないなら。

(詩編137編6節)

「バビロンでのシオンの思い出」:共同体の嘆きの歌です。紀元前597年に始まったいわゆる「バビロン捕囚」は、イスラエルの人たちにとって屈辱的な出来事でした。心の拠り所だったエルサレム神殿も破壊されました。

そして異邦人が住むバビロニアに連れていかれ、そこに住まわされました。この詩はバビロニアから帰還したものの、再建されないエルサレムを嘆き、歌ったものです。特定の時と場所、出来事に言及した詩編は、他にはあまり見られないものです。

作者はバビロニアで受けた、「歌って聞かせよ、シオンの歌を」という嘲りを忘れることができませんでした。彼らにとって神殿での歌は、神さまにささげる大切なものでした。だからこそ、それをあざ笑う人々を許すことができなかったようです。