本日の通読箇所「詩編137編」
わたしの舌は上顎にはり付くがよい もしも、あなたを思わぬときがあるなら もしも、エルサレムを わたしの最大の喜びとしないなら。
(詩編137編6節)
「バビロンでのシオンの思い出」:共同体の嘆きの歌です。紀元前597年に始まったいわゆる「バビロン捕囚」は、イスラエルの人たちにとって屈辱的な出来事でした。心の拠り所だったエルサレム神殿も破壊されました。
そして異邦人が住むバビロニアに連れていかれ、そこに住まわされました。この詩はバビロニアから帰還したものの、再建されないエルサレムを嘆き、歌ったものです。特定の時と場所、出来事に言及した詩編は、他にはあまり見られないものです。
作者はバビロニアで受けた、「歌って聞かせよ、シオンの歌を」という嘲りを忘れることができませんでした。彼らにとって神殿での歌は、神さまにささげる大切なものでした。だからこそ、それをあざ笑う人々を許すことができなかったようです。




