本日の通読箇所「創世記23:3~9」
「わたしは、あなたがたのところに一時滞在する寄留者ですが、あなたがたが所有する墓地を譲ってくださいませんか。亡くなった妻を葬ってやりたいのです。」
(創世記23章4節)
アブラハムはヘブロンの地では寄留者でした。そのためサラを埋葬するには、自分たちの土地に戻るか、新しい土地を得るか、という選択が考えられました。アブラハムは新しい土地を手に入れることにしました。
そこには、神さまの「あなたの子孫を空の星のように、海辺の砂のように増やす」という約束も頭にあったことでしょう。これから先、生まれてくる子どもたちのためにも墓地(土地)を確保しておく。そのことはとても大事なことでした。
アブラハムの頭には、すでに目ぼしい場所があったようです。エフロンが所有するマクペラの洞窟です。その場所を十分な代価で譲ってくれるようにと、アブラハムは提案します。